封切り二週目。
席数107の【CINE 1】の入りは二割ほど。
結果、愛着のあるアパートも手放すことになり、
二人は各人の親戚や知り合いの元に身を寄せる。
二人は各人の親戚や知り合いの元に身を寄せる。
知古とは言っても、そこは長年の同居人とは勝手が違い、
各々の行く先で、人間関係に小さなさざ波が立つ。
各々の行く先で、人間関係に小さなさざ波が立つ。
そう思って観れば、シーンとシーンとの間に
風景のカットを幾つか挟むなど、
『小津』っぽい編集も随所に見られる。
風景のカットを幾つか挟むなど、
『小津』っぽい編集も随所に見られる。
冠婚葬祭の席での諍いが、家族の普遍的なマターとして
過去から幾度も取り上げられて来たように、
こんなシチュエーションもやはり
人間らしいドラマの発露として、
カタチを替え繰り返し描かれるのだろう。
過去から幾度も取り上げられて来たように、
こんなシチュエーションもやはり
人間らしいドラマの発露として、
カタチを替え繰り返し描かれるのだろう。
ただ、そのようなテーマではあっても、
設定はやはり今っぽい。
設定はやはり今っぽい。
それらを通して我々は、また異なる側面の影を見るのだが、
本作に関しては、最後の最後に光明が用意されている。
本作に関しては、最後の最後に光明が用意されている。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
デフォルメされているし、シュチュエーションの違いはあるにしてもね。