封切り三週目に突入。
席数217の【シネマ8】の入りは三割ほど。
しかし本作、官能的で妖艶なシーンがけっこうあるんだけど
「PG」や「R」を付けなくてイイの?
「PG」や「R」を付けなくてイイの?
もっとも客層は勝手に高めに振れているから
問題ないのだろうが。
問題ないのだろうが。
それにしても『室生犀星』、こんな小説を書いてたんだ。
てっきり詩作の人で、
「ふるさとは・・・・」のような詩句ばかり創っていたかと思っていたから、
『太宰』ばりの私小説を多くモノしていたとは
発見だった。
てっきり詩作の人で、
「ふるさとは・・・・」のような詩句ばかり創っていたかと思っていたから、
『太宰』ばりの私小説を多くモノしていたとは
発見だった。
ただ本編に於いては、
たまさか買った金魚が人のカタチになり、
或いは、過去に作品を指導した女が幽霊となって現われる。
たまさか買った金魚が人のカタチになり、
或いは、過去に作品を指導した女が幽霊となって現われる。
どうにも着想が楽しく、夢とも現とも区別できない世界が
繰り広げられる。
繰り広げられる。
主人公が物語の中に入るのではなく、
自然と巻き込まれて行ってしまう。
自然と巻き込まれて行ってしまう。
勿論、本作の方が
笑い処は満載なのだけどね。
笑い処は満載なのだけどね。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
判然とはしないけれど、登場人物の会話からは
舞台は戦後間もない頃のよう。
舞台は戦後間もない頃のよう。
かなり多くの場所をロケハンし、
往時の雰囲気を上手く醸している。
往時の雰囲気を上手く醸している。