RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

見参-KENZAN2015-@伊藤忠青山アートスクエア 2015年7月4日(土)

会期は前・後期に分けられ、
青組(前半) 2015年7月3日(金)~7月 7日(火)
山組(後半) 2015年7月8日(水)~7月12日(日)
と表記されている。

「青」「山」って、なにか討ち入りの合言葉みたいだな。

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本日は「青組」の二日目。
それもあってか、場内はかなりの人の入り。

展示も、普段であれば通路になっている場所をパーテーションで仕切り、
そこにも作品を懸架しているので、
場内のさんざめき共々、かなりの活気に満ちているのは
観ていて気分もノッて来る。

出展作家は八十名近くだし、
総作品数も二百と見応えがある。


入場すると、立派なリーフレットと価格表も手渡される。

価格表を見れば、中には非売品もあるけれど
多くは数万円、中には数千円のものもあり
十分に手が出る範囲。

道理で幾つかの作品には、早
赤や青のシールが貼付されている。


中でも気になったのは
『小笠原雄介』の五点の作品群。

後でプライスを確認すると
何れも十万を超える値付けで、
とっても手は出せないけど、
成る程と頷ける金額だった。

タイトルは別として
描かれているのは何れも少女。

しかし、その在り方が、素晴らしく
フツ~なのだ。

背景を画き込んだりコスプレさせたり
衣裳を纏わせたりと、色々と手を掛ければ
ちょっとの間、見せる作品にすることはできるだろう。

しかし、そんな細工をせず、彼女等は
すっとそこに居るだけで、魅せるだけの存在感を放っている。

これって、なかなかできる技量じゃないよ。
いっぺんで気に入ってしまった。


それ以外にも、今まで気づかなかった才能に遭える可能性も
当然のこととしてある「後期」も楽しみだし、
何よりも昨年までの開催地【船堀】はやっぱちょっと遠いし。

この場に来てくれたのは何より。