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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

古屋誠一写真展「第一章 妻 1978.2-1981.11」@写大ギャラリー 2022年8月6日(土)

会期は~8月6日(土)なので本日が最終日。

 

そしてポスターにもあしらわれているこの一枚を見る度に、
心が苦しくなる。

被写体は写真家の妻となる女性『クリスティーネ・ゲスラー(Christine Gössler)』。
弾むような笑顔が印象的。


「第一章 1978.2-1981.11」と書かれている如く、
出会ってから結婚し、子供を身ごもるまでの写真が
ほぼ経年で並んでいる。

なので本展については、入って直ぐの左手から観始め、
時計回りに歩を進めるのが吉。


二人の悲しい結末を知っているせいか、
写っている彼女の顔には
次第に影のようなものがさして来る気がしてならない。

それさえ無ければ、日常のありふれたスナップなのだが・・・・。


1985年まで撮られた写真の残りは
”第二章「母」”として11月に展示される予定とのこと。

ただ本展でも一枚だけ、
1985年の写真は展示されている。

掉尾を飾るに相応しいその一枚は、
不思議なことに、やはり笑顔に満たされているのだ。