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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

第八次椿会 ツバキカイ 8 このあたらしい世界@資生堂ギャラリー 2021年7月4日(日)

会期は6月5日(土)~8月29日(日)と、随分と長めに取られている。

 計六名の作品は、大掛かりなものから
ほんの小品まで。
或いは、過去に目にしたことがあるものから
初見のものまで。

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中でも『宮永愛子』のナフタリンを使ったお馴染みのそれは
大好きな手法。

入念に造形ををしてもやがて空気中に溶け出し
跡形もなくなってしまうだろう。

しかしアクリルケースの壁面には
結晶が張り付き、元有ったモノの痕跡を留める。

形あるものは必ず滅することの理を
ソフトに気付かされる。


それとは別に過去に出展された収蔵作品も展示されており、
畠山直哉』×『赤瀬川源平』のそれは
自分の記憶にも残っているもの。

前者は、あの〔千円札〕、後者はそれが生み出されたアトリエを写真に撮ったもの。

既に物故者なので、新しい作品を目にすることはないけれど、
トマソン〕と共に、この作品も永久に記憶されるのだろう。