「1000のキャンバス」とのサブタイトルが付いている。
当該アーチストの作品を初めて観たのは
もう十年ほど前の”トーキョーワンダーウォール”だったか。
その後も”VOCA”や”FACE”でも観ているのだが、
今回、掲示されている略歴を見て、
過去の記憶を新たにする。
そして今でも、最初の時と印象は変わらず、
静謐さを感じる画面に思わず目が吸い寄せられてしまう。
並んでいるのは大小合わせて五十点弱。
値段は十数万円から数十万円、
一番の大作は五百万円を超える。
風景よりも人物の方が
同じ大きさでも高めの値付け。
驚くことに、もう半分ほどに
赤丸シールが付されている。
凄い売れ行きだ。
漆黒の中に、コートを纏った、
主に少女がぽつんと佇む基本構成は変わらずも、
深遠なタイトルと背景のバリエーションで
受け取る印象は多様。
じっくりと歩を進めても
観飽きることはない。
会期は~2月16日(水)まで。
来場者向けサービスで、
一人一枚限定で、本展のポスターが持ち帰り用に置かれている。
元々、どれだけの枚数が有ったかは知らぬが、
現時点でもそこそこの枚数が残っており。
移動中に皺にならない運搬手段を持ち合わせていれば、
自分も一枚、持ち帰りたかったのだが・・・・。