英文タイトルの「CRYSTAL OF DEBRIS」を見ると
「宇宙ゴミ」を発想してしまうのは
直近のニュースでも多く取り上げられているからか(笑)。
作品自体は{写真}ではあるものの、技法はイマっぽく
デジタル技術を使った加工が施されたもの。
「東京駅」やその周辺、
「アサヒビール」のビル、
「東京国際フォーラム」等の普段見慣れた光景も
トリミングされ、多層に重ねられると、
また違った趣に感じるのは面白い。
でも頭の片隅で、以前に似たような情景をどこかで見たなと引っ掛かり、
ああそうだ『クリストファー・ノーラン』の〔インセプション〕だったと思い出す。
夢の中で、空と地平の境界が混沌とする情景は
全ての画面が構造物で覆われた空間に相似。
忙しなさと共に、全てのピースがピタッと嵌ったような充足感も
不思議に感じたり。
会期は~2月3日(水)まで。