流石は『シャガール』と、変なところで関心する。
入り口近くには係の女性が立ち、カウンターを片手に入場者を数えている。
そう広くはない展示スペースには女性の警備員さんが二名も。
ソフトな雰囲気にするための性の選択も、普段とは違うものものしさは隠せない。
まぁ、展示されている作品を観ればね、
けして過剰とは言えない体制かと。
美術の教科書に載っているような作品が幾点も。
壁と鑑賞者との距離もぎりぎり近いし。
当然、鑑賞者も多い。
普段の同館ではありえないほどの混雑具合。
油彩が七点に、〔ダフニスとクロエ〕のシリーズのリトグラフが
二十点ほど。
何れも『ポーラ美術館』の所蔵。
並ばずにしかも無料でこれだけのものを拝見できるのは有り難い限り。