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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

日本画第二研究室 素描展@東京藝術大学美術館 陳列館 2018年6月30日(土)

毎年恒例の標題展に来て常々思うことは
自身の目に映ったものをそのまま紙の上に表現できる技量を持つ者に対しての憧憬。
が、正直、妬みもかなり入っているかも。


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そんな彼等・彼女等の素描の中では
景色や動物よりも人物をモチーフにしたものがとりわけ好き。
それも、顔が描かれていれば、尚善し。

今回、面白かったのは、一人の専門モデルがあるポーズを取っている場面を
異なる描き手が違う角度から見て描いているケース。

表現の違いはあるものの、対象を正確に捉える技量からは
写真に撮ったように寸分の差異もない。


対して、自分に近しい人物を対象にした場合は
その人に対する思いが込められているように見えるのは
穿ち過ぎかな?

どういった感情を持って写し取っているんだろう、などど
妄想を膨らませるのも楽しかったりする。