RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

見るは触れる@東京都写真美術館 2022年10月1日(土)

本日は「都民の日」で、都内の各種施設が
無料若しくは割引で入場が可。

標題館は開催中の二つの展覧会が無料となっている。

ちなみに通常であれば、一般の入場料は700円。


とは言え、事前の入場予約を入れた方が良いコトに気付いたのはほんの数日前。
既に融通の利かない時間しか枠は残っておらず。

もっともフリで行って、余裕があれば入れるのだろうが
そこまでのリスクは負いたくない。

実際に入館して見れば、場内はそこそこの入り。

当時券を手にしている姿も
ちらほらと見かける。


でもねぇ、いかにも無料だから、と
来ている人も多そうで、
かなり足早に館内を抜けて行くのも多々。

まぁ「無料だから」とのモチベーションに対しては、
自分もだから人のことはとやかく言えんが(笑)。

 

 

標題展は「日本の新進作家 vol.19」とのサブタイトル。
出展作家は五名で、中には映像作品もあり。


もっとも印象に残ったのは
『多和田有希』の〔I am in You〕で、
この技法は過去にも観た記憶あり。

波打ち際や波涛の写真の黒に近い部分を
(おそらく)線香で焼き取り穴を穿ち、
そこには窺い知れぬ闇が潜む。

今回はそれらを薄暗い空間の宙に吊るし、
上から光を当て、影が床や壁に像を結ぶ趣向。

写真よりも、映された影の方が
海をより感じてしまう不思議。


会期は~12月11日(日)まで。