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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

細江英公作品展「おとこと女」@JCIIフォトサロン 2018年3月24日(土)

なんとも意味深なタイトル。

そして館内には陰影が強く粗い画面のモノクロームの作品が多く並んでいる。

写っているのは確かに男と女。

しかし、全身を捉えているのはほんの僅かで
殆どはそのパーツからしか窺い知れない。


イメージ 1



先ずはキャプション等は見ずに
虚心に作品群と向かい会う。

〔おとこと女〕なる前衛舞踏が演じられ、
その一部始終を写真に収めたような、そんな感想。

一周観終わって解説を読むと
その感覚はまさに正しい。おそらく誰が観ても
同じ印象を持つのではないか。


中央に置かれたガラスケースの中には
件の作品が関連する写真集が数点置かれ、何気に確認すれば
賛を寄せているのは『三島由紀夫』に(写真好きの)『松本清張』。

特に前者は関連団体からのお花も届いている。

そうか〔薔薇刑〕を撮った写真家だものなと、独り言ちる。
似た構図やテイストの作品が複数枚有るし。