RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

離陸@佐藤美術館 2018年3月11日(日)

正式なタイトルは
「平成29年度 武蔵野美術大学大学院
修士課程日本画コース修了制作展」

個人的には”五大美”後の
おさらいの位置付けだけどその認識で合っているかな。


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先の伝で言えば
『都築良恵』の〔神の宮〕はそれにあたる。
こういったダークな世界観は嫌いじゃないけど
人物の面立ちがこれで良いかと言えばそれは疑問。

同じ【5F】では『李宛芯』の〔紋紋〕が面白い。
人の背中の型を取り、其処に描かれているのは
タイトル通りの倶利伽羅紋紋。
ただ日本古来のそれよりも、よりキッチュな感じはするけれど。

『西田歩未』の〔幽霊図〕は自分の見立てはタイトルとはちょっと違い
サロメ」の印象なんだが。

『丸山桂』の〔七番目の町〕も記憶にあり。
その時と同様に今回も『デ・キリコ』を想起する。

『加藤由佳』の〔引力〕
『大寺史紗』の〔部屋〕
も同様に覚えている。
特に後者は幾つかの躰が溶けて行くような
不思議な描写だった。


会期は~3月21日(水)まで。

今年はなかなか良い作品が散見されるにもかかわらず
自分が訪廊中の他の来場者の姿はゼロと
ちと寂しい集客状況。