本日初日。
席数119の【シアター7】の入りは六割程度と
思ったほどでもない。
思ったほどでもない。
前評判が高い割には・・・・、なんだが
もっとも主演男優目当ての女性達は
舞台挨拶の回を目指すだろうからな。
もっとも主演男優目当ての女性達は
舞台挨拶の回を目指すだろうからな。
予告編やフライヤーで
「すべての人が、この罠にハマる。」とか
「ダマされる」などと書き連ねられると却って、
だったら見破ってやろうじゃないかと対抗心旺盛なおぢさんは思い、
案の定、物語の中盤を迎える頃には
仕掛けの概略が判ってしまい、興味の方向はディテールに移って行く。
「すべての人が、この罠にハマる。」とか
「ダマされる」などと書き連ねられると却って、
だったら見破ってやろうじゃないかと対抗心旺盛なおぢさんは思い、
案の定、物語の中盤を迎える頃には
仕掛けの概略が判ってしまい、興味の方向はディテールに移って行く。
ましてや、複数起きる事件のうち幾つかは
警察の捜査が相当に杜撰でなければ成立せず、
正直おやおやと思ってしまう箇所も散見。
警察の捜査が相当に杜撰でなければ成立せず、
正直おやおやと思ってしまう箇所も散見。
そして矢張りと言うか、主演男優の出来が相変わらず良くなくて
表情に乏しく身体表現もできてないし滑舌も悪い。
表情に乏しく身体表現もできてないし滑舌も悪い。
他にもっと適役が居たんじゃ、と
観るほどに残念な気持ちになってしまう。
観るほどに残念な気持ちになってしまう。
にもかかわらず本作の評価が高いのは
人間の異なる複数の狂気の描き方が頭抜けて上手く
それを愛情や愛憎に絡めてのエピソード化が手練れていると共に、
「愛」が人間を犯罪へと誘う恐ろしさや
そのものが持つ二重性が余すところなく描写されているから。
人間の異なる複数の狂気の描き方が頭抜けて上手く
それを愛情や愛憎に絡めてのエピソード化が手練れていると共に、
「愛」が人間を犯罪へと誘う恐ろしさや
そのものが持つ二重性が余すところなく描写されているから。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
もっとも、先の捜査の杜撰さ以外にも
大事な要素であるお金や物品を
どうやって調達したかの疑問は残る。
大事な要素であるお金や物品を
どうやって調達したかの疑問は残る。
が、しかしここではそれを凌駕するほどの
暗黒に満ちた勢いの方を買う。
暗黒に満ちた勢いの方を買う。