スペクトラム ―いまを見つめ未来を探す＠スパイラルガーデン 2015年10月4日（日）

「スパイラル30周年記念事業展覧会」
との副題が冠され、常の【ガーデン】以外に【５Ｆ】も使用され
開催されている。

が、これだけのスペースを使いながらも
出展は『栗林隆、榊原澄人、髙橋匡太、毛利悠子』の僅か四名。
それだけ一つ一つが大作である、と。

その右代表が『毛利悠子』の作品群。
女子なのに大層な力技だ。

鉄製の巨大な街灯が
あるモノは宙に浮遊し
あるモノは地からにょっきり生えている。

もと在るべき場所から切り離されたそれらは、
最早本来の用途を成さない存在なのに
鎌首をもたげた、或いはこれからぴしゃりと
叩こうとする尾のように、生き生きとして見えるから不思議だ。

そしてなんだか知らないが、
今日はやたらと外人さんの入場が多い。

標題館は今まで
そんなことがなく、銀座の専売特許と思っていたら
青山界隈にも、その波は押し寄せて来たのね。

会期は～10月18日（日）まで。