「指示」には「インストラクション」
「手順」には「プロトコル」
とのルビが振られている。
またタイトルも「再演」となってはいるけれど
「再現」の方が言い得て妙。
全てのアートはそれが形に残るものであれ
一過性のものであれ、再現性の点から言えば
99.99%以上の確度で全くの同一ではないわけで。
特に身体性を伴うものほど
その傾向は顕著だろう。
同一性の担保を補う手段として
指示書や記録の存在は重要。
本展では幾つもの分野に於ける
再現の為の指示の形が展開される。
図があり、文書があり、映像があり、音があり、
実物がある。
統一された規格を目指す一方で、
偶然性を楽しむのも、またアート。
そのバリエーションがなんとも面白い。
会期は~9月26日(日)まで。