標題施設の存在は
かなり昔から認知も、
基本土日は休館なので
訪問するには随分とハードルが高い。
とは言え、そこを慮ってのことか
はたまた他に理由があるのか
特別開館日が設定されており
標題展であれば
5月20日(土)
6月17日(土)
7月15日(土)
他方、臨時休館日もありで。
5月22日(月)
6月14日(水)
7月3日(月)
前期は時間の調整が付かず
6月15日(木)~7月15日(土)の後期はなんとかやって来た。
場所は「三田キャンパス東別館」と書かれており
入口は【桜田通り】沿い。
エントランスには「エレベータで三階に上がるように」との指示があり。
【三階】で降りれば、
小さめの部屋が二つ。
なので展示数はさほど多くはない。
とは言え、『北斎』であれば
〔冨嶽三十六景 凱風快晴〕〔冨嶽三十六景 駿州江尻晴〕〔諸国名橋奇覧 ゑちぜんふくゐの橋〕
などがあり。
とは言え本展の白眉は
そうした他の場所でも観られる作品ではなく、
画稿や下絵の数々ではないか。
細かい修正の後や指示の痕跡、
上から紙を重ねての描き直し、等々。
構図やデッサンへの偏執的なこだわりが見て取れる。
それも工房の各人がそうした向き合いをしたいたのだろうから、
まったく頭が下がるばかり。