会期2月26日(土)~3月5日(土)の一週間なので(月曜は休館日)、
自分が訪問したのが最終日。
それもあってか、場内は多くの、
特に若い人で賑わっていた。
コロナの影響もあり、ここ数年は行けたり、
行けなかったり。
「卒展」のハナを切る「藝大」のそれに至っては
事前予約が取れずに行けず仕舞い。
早く、通常の状態に戻って欲しいものだと
切に願う。
それはさておき標題展。
何時も思うのは、
独創性ありまくりのもの、インパクトがあるもの、
キャッチーなもの、映えるもの、
の違い。
あとあと、思い起せるのは
やはり前二つの何れかを持つ
或いは兼ね備える作品。
で、今回で言えば
「多摩美」の『岡本莉奈』による
〔平等の標本〕。
{銅版画}で刷られた作品をコラージュした三連もの。
思わず、「memento mori」と呟いてしまう。
並んでいるのは凄い物量なので、
全て観て回るだけでも疲労するのだが、
それをついぞ忘れてしまう作品も
中には幾つかあることの素晴らしさ。