RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

2023フォックス・タルボット賞受賞写真展@写大ギャラリー 2023年3月20日(月)

 

標題の受賞展を観るのは二度目。

「佳作」以上の十名の作品が並ぶ。

第一席    島を渡る          星子桃花
第二席    ボーン           吉村周
第三席    景観と境界      礒﨑龍平 
モノクロ賞 重ね               山﨑心宇
奨励賞 femina           渡邉結愛
佳作    Time Machine        木村奏斗
佳作    Musica. Con amore. 上野瑠夏
佳作    根無草               Chi Chao
佳作    私の声を記録する     中曽根希音
佳作  ほんの僅かに夜     髙森千瑛

プリントアウトされるサイズも統一されており、
整然と、との表現がぴったり。


『吉村周』の作品は
(たぶん)漂着物を使い
太古の生物の化石を表現したもの。

中には「蝶」もあり、思わず笑ってしまう。

アイディアに加え、ホントに存在したかも
との思いが脳裏をよぎる。


『礒﨑龍平』の作品では、
身の回りに在る緑が
確かに垣根となっていることに改めて気づかされる。

馴染んだ景色でも視点を変え、
タイトルで括れば違って見える好例。


『中曽根希音』の作品が
中では一番好きかも。

(おそらく)本人のセルフポートレート

勿論、声は写っていないし、
中にはマスク姿のものまで。

それでも表情や姿勢からは、
何かを訴える気持ちがにじみ出る。

年を取ると、だんだん表情が硬くなるからね。
これは今だからこそ可能な表現。


会期は~3月25日(土)まで。