『植田正治』の名前を聞いただけで、
つい食指が動いてしまう。
【写真歴史博物館】での展示は
”べス単写真帖 白い風”とのタイトル。
氏は2000年まで存命だったので、
それまでに随分の写真を撮り、
作風も都度変わって行ったのだろう。
今回の展示は1981年に刊行された写真集からのもので
何れもカラー写真。
日常の風景を写した、何気ないスナップのハズなのに、
その構図、或いは人物が複数人並んでいるだけで、
往時の{群像演出作品}の香りが漂うのは
なんとも不思議だ。
勿論それは、観る側の勝手な先入観かもしれぬが。
会期は~9月28日(水)まで。