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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

坂田燦の版画でめぐる「おくのほそ道」@松濤美術館 2017年3月5日(日)

標題館でも時として
無料の展覧会の開催がある。

今回の会期は2月12日(日)~3月19日(日)だけど途中
展示替えがあり、今日は後期のそれに何とか間に合った。

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作者は存命中らしく、
本人によるギャラリートーク
各一回づつ開催される様子。


奥の細道』に題を取り、
そこで詠まれている句から想像の翼を広げ、
自身が思い描いた『芭蕉』の旅を
版画として表現している

例えば
「閑さや 岩にしみ入る 蝉の聲」であれば
その句に関連するエピソードもキャプションと共に添えられ
「仁王門」と「彌陀洞」を画いた版画が添えられる
といった具合。

佇まいとして変っていない場所も多いはずも、
必ずしも往時の様子を正確に反映しているわけではなく、
あくまでも作者の心象風景がかなり盛り込まれているのだろう。


自分の訪問時には、丁度折り悪く、
街歩きイベント参加しているらしきご老人の集団が
大挙して来場、
大声でど~でもいいことを話しながら、
或いはソファに座って嫁・孫の話をしながら
跋扈しており、
鑑賞環境の面では、かなり閉口してしまった。