例年であれば、【1F】の上映を除けば全巻無料なのに、
今年に限っては【3F】の展示については有料。
ちぇっつ、ケチ臭いなと毒づきながらも、
事前に入場日時を専用Webサイトで予約。
当日はQRコードを提示しつつ、
【2F】~【B1F】と観て回る。
まだ早い時間のせいもあるかもだが、
場内はさほどの入りとはなっておらず、
ストレスなく鑑賞できる。
印象に残った展示は二つ。
一つは『藤幡正樹』の〔Voices of Aliveness〕で
世界中から蒐集したという人間の叫びが
サイバー空間上にアーカイブされている。
偏光眼鏡を掛け、大型ディスプレイに向かい
コントローラーを操作すれば、
各々の「叫び」の映像を見ることができる。
しかし、この選択時に、調子に乗って
端末をくるくる回すと、
3D画面も同期し素早く回転、
酔いに近い状態に(笑)。
初めて体験したぞ「3D酔い」!
もう一つは『小田香』の一連の作品。
キャプションを読み、
「ユカタン半島」「洞窟泉セノーテ」とのワードから、
ああこれは、古代マヤで生贄に捧げられた少女達に想を得たものだと理解する。
往時はそれが習わしであり、または栄誉だったとしても、
当該の彼女たちはどのような心情だったろうと思いを馳せる。
会期は~2月20日(日)まで。