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ウズベキスタン美術における仏陀の形象@東京藝術大学美術館 陳列館 2019年12月22日(日)

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古代シルクロードの中継地で且つ仏教文化が栄えた都市も
経年による劣化とおそらく、特定宗教による偶像の禁止から
そこに在る多くの美術品も朽ち果てる危機に瀕するということなのだろう。


写真によるものと(最近お得意の)クローン文化財で再現された数点が
所狭しと並んでいる。

特に前者の量は膨大。更に情報量の多い高画質なプリントで
たぶん目の前に置かれるよりもより精細にそれらを目の当たりにする。


【2階】は展示のされ方も凝っている。

フライヤーにもあしらわれている仏陀の像を中央に、
両翼に広がるかの如く相対する写真がシンメトリーに左右に配される。

さながら『若冲』の〔釈迦三尊図〕と〔動植綵絵〕全三十幅の展示に倣ったようなそれに
思わずくすりと笑みをこぼす。


会期は~12月26日(木)まで。

www.geidai.ac.jp