昨年の非常事態宣言中はほぼほぼ休館だったけど、
今年は感染対策を徹底した上で開館してくれているのは有り難い。
館の入り口脇には消毒液と自動の検温装置。
ギャラリーの中に入るとすかさず係員のお姉さんが寄って来て、
来館証への記入を促される。
最初の内こそ自分一人で悠々と楽しんでいたのだが、
次第に四人~五人と来場者が増えだし、
こりゃ~いかん、と
そそくさと会場を後にする。
けっこう狭い空間なので、密になる前に退散が吉。
基本アーカイブなので、過去にも観たことのある作品が多数。
その多くはボケておりブレており、露光も過剰だったりで
仔細に見ないと何が写されているのかが判らなかったりする。
中には同じ車内に居る『デビ婦人』と『津川雅彦』を捉えたものもあり、
でもキャプションを読まぬと誰やらも判然とせず。
そして本展は展示にの仕方に面白い仕掛けが。
丁度、回文の様に、右回りでも左回りでも
シンメトリーの場所に同じ、或いは少しだけ異なる一葉が配され
元に戻るような流れに。
それがどのような意味を持つのかは分らんが、
なかなか洒落たことをするなぁと感心する。
会期は~5月31日(月)まで。