奨学生十七名と招待作家二名の作品が並ぶ。
幾つかは見覚えのあるものも、過半は初見。
中でも『岡本秀』の〔絵の絵〕の着想と表現が面白い。
モチーフは1985年の映画〔霊幻道士〕で一気にブレイクした「キョンシー」。
そして記憶に有る限り、本画でこれだけ大きく「キョンシー」をメインにした作品を見るのは初めて。
画面の中には襖に描かれた「キョンシー」と、その外に実在の(?)「キョンシー」。
壺中壺のような表現で、現実と幻想の境界が曖昧に・・・・、って
はなから「キョンシー」実在じゃないし(笑)。
自分の訪問時には関係者の家族らしい一団。
それ以外の人影は見えずで少々寂しい。
会期は~11月4日(日)まで。