「写真の錬金術 二人の表現者」の副題が付き
実際のタイトルには「+佐藤時啓」と書かれているものの、
会期はきっちり二分、
~10月29日(火)までが「蘇生するものたち」として『今道子』、
10月30日(水)~12月27日(金)が「呼吸する光たち」で『佐藤時啓』の作品が展示。
で、彼女の作品は一度観たら記憶に焼き付いて離れない。
場合によってはトラウマになる人もいるんじゃないか。
海産物と日常品が融合した、筆舌に尽くし難い造形物の数々が写真におさまっている。
蛸+メロンと言った新たな生物を思わせるモノから、
鮭+ハイヒールは逆に洗練の極みを感じさせる。
ただ、食べて美味しいものでも、このようなカタチで見せられると
一気に食指が動かなくなる不思議。
グロっぽさとエロっぽさが奇妙に同衾する作品の数々。
それが、また観たいとの中毒性を持たせる側面かも。