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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

江戸の園芸熱@たばこと塩の博物館 2019年3月2日(土)

「浮世絵に見る庶民の草花愛」との副題が冠されており
会期は~3月10日(日)まで

実際は前・後期で展示替えがあり、
現在は後期の内容となる。

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一般の入場料は100円も
新聞に掲載された割引券持参で50円にて鑑賞。

館内はこの陽気に誘われてか、そこそこの入りになっている。


海外では17世紀のオランダで「チューリップ・バブル」が起きたと聞いている。
日本でも江戸時代に朝顔で同様のコトが起きたかと。

勿論、目新しいもの珍しいものへの射幸心はあるものの、
本展で並んでいる浮世絵の多くは庶民の暮らしとと共にある植物。

市井の人々がちょっとした楽しみに傍に置き愛でた様子が手に取る様に判る。


昔も今も変わらないのだね、人間の心根は。
それらが在ることで生活が潤い、毎日が少し豊かになる。


一方で解説を丁寧に読んで行くと、
新しい知識も得られることになる、例えば
浅草のあの遊園地は何故「花やしき」と命名されているのか、とか。


本展では浮世絵と同時に 植木鉢 も幾つか展示されている。

確かにこれらも陶器だよなぁ、と
改めて思う。

それにしても、毀れ易いものだろうに
三百年以上前の品がよく今までも残っているものだと
改めて感心してしまう。