封切り九日目。
席数89とやや小さめの【シアター8】は満員の盛況。
本シリーズ、〔Ⅰ〕〔Ⅱ〕はリアルタイムで劇場で鑑賞。
特に〔Ⅰ〕については
役者と監督の両方をスターダムに押し上げただけあって傑作
(でも、実際は評価の浸透には時間が掛かったように記憶)。
特に〔Ⅰ〕については
役者と監督の両方をスターダムに押し上げただけあって傑作
(でも、実際は評価の浸透には時間が掛かったように記憶)。
で、本作。最初はあまり食指が動かなかったんだけど、
世間の評判がめっぽう良い。
世間の評判がめっぽう良い。
だったら、と、どっこいしょ、と
重い腰を上げた次第。
重い腰を上げた次第。

しかし、転送された場所で、待っていたのは
〔Ⅰ〕や〔Ⅱ〕で起きたことをひっくり返すような
驚愕の出来事。
〔Ⅰ〕や〔Ⅱ〕で起きたことをひっくり返すような
驚愕の出来事。
勿論、登場人物達には、初めてのコトだけど、
我々は過去作品で既に予習済み。
我々は過去作品で既に予習済み。
しかし、それをくつ返す
痛烈なエピソードが観客の側を待ち構えている。
痛烈なエピソードが観客の側を待ち構えている。
これはすげ~わ、色んな意味で。
要は〔Ⅰ〕〔Ⅱ〕を混交した後 本作に繋げ
元々有った〔Ⅲ〕以降はなかったことにし、
今後シリーズ化して行こうと言う、
宣言みたいなものだから。
元々有った〔Ⅲ〕以降はなかったことにし、
今後シリーズ化して行こうと言う、
宣言みたいなものだから。
なのでタイムパラドクスなんてありまくり。
甚だしいのは同一人物が会話さえ交わしてしまう。
これは禁じ手だったんじゃ・・・・。
甚だしいのは同一人物が会話さえ交わしてしまう。
これは禁じ手だったんじゃ・・・・。
懐かしい科白も随所に取り入れられ
オールドファンには嬉しいサービスが満載。
オールドファンには嬉しいサービスが満載。
アクションとドラマ部分の緩急の付け方も良く、
畳掛けるように繰り出され、終わったかと思えば
まだ続きがあったぁ、みたいに驚きに満ちたそれは、
手垢の付いた表現だけど、手に汗握る。
畳掛けるように繰り出され、終わったかと思えば
まだ続きがあったぁ、みたいに驚きに満ちたそれは、
手垢の付いた表現だけど、手に汗握る。
たっぷり楽しませて貰った二時間だった。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
元々『キャメロン』は「愛情」を芯に置き、
そこに各種の意匠を被せることで作品を成立させてきた監督。
そこに各種の意匠を被せることで作品を成立させてきた監督。
〔T-Ⅰ〕だって格に在るのは、陳腐なラブストーリーだから。
それが〔T-2〕や〔エイリアン2〕では「母性」を感じさせるものに変って行き、
何と本作では、(監督ではないけれど)「父性」にまで行き付いている。
それが〔T-2〕や〔エイリアン2〕では「母性」を感じさせるものに変って行き、
何と本作では、(監督ではないけれど)「父性」にまで行き付いている。