【本館 展示室3/4】と【陳列館1階】で開催。
”石の勝手”とのタイトルが記されている。
これだけのスペースを使った展示は初めてとの記憶も
一つ一つの作品が、
その素材ゆえの大きさなのを勘案すれば
むべなるかな。
会場内には凛とした空気が漂う。
入り口付近には
平板な石を組み合わせ作った〔石間〕。
舞台のような設えで、
実際に上がれば、ごつごつと石がぶつかる音が響く。
最奥のスペースには茶室を模した〔夢間〕。
四方は石で囲われるも、その内側は木の古材。
なので炉を切るスペースは無く。
奥には石の衝立〔春の夜〕。
その手前には石製の黒茶碗、銘〔うそ〕。
これで毎日、茶を頂けば、筋肉隆々の腕になりそう。
真ん中の一番広い場所には
リーフレットの写真にもあしらわれている〔水田〕。
屏風のような石が横に連なり、並行して幾重にも展開される。
たぶん誰もが想像することだろう、ドミノ倒しのように
えいやっ!と押せば、心がすっきりするのでは(笑)。
会期は~10月15日(日)まで。