RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

シェル美術賞2016@国立新美術館 2016年12月11日(日)

例年であればあっさり入手できる招待券が
今年は何としても手に入らず。

しょうがない、きちんとお金を払って入場することにする。

それでも当該HPから割引券をダウンロードしたので、
一般の入場料400円が百円引きに。

イメージ 1




五十名強の作品が展示され、
グランプリ等は決定済み。


個人的には
『眞田勇』の〔The water is wide〕が一番。
「島敦彦審査員奨励賞」を受賞。

オーディエンス賞の投票も、勿論、コレ推しで。
さりげなさとポージングが奇妙に同衾する一枚。
主人公の面立ちにも、何かしら惹かれるモノがある。

イメージ 2



『日向一夫』の〔小さな世界〕には
随分とチカラ強い猫が描かれる。

揚羽蝶を捕えようとして手を伸ばそうとするそれに筋肉が漲る。

そして人間が作った勝手な決め事を、自分の
欲求の為にあっさり凌駕しようとする、まさしく
それこそが「猫」たるものの本分だろう。

イメージ 3



『井上舞』の〔垂れる〕は、ちょっと見『松井冬子』の作品にも似ているが
盆栽×機械仕掛け、は面白い。

イメージ 4



『坂本優子』の〔ぜんぶおいていく〕からは
同じ場所で連綿と続く生き物の営みを感じる。

イメージ 5



同じ会場内には「SAS」として特別の一角が設けられ
計四名のミニ個展の趣き。

ただ、あまり気になる作家さんは居なかったけど・・・・。