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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

クインテットⅡ-五つ星の作家たち-@東郷青児記念 損保ジャパン日本興亜美術館 2015年1月25日(日)

度毎に名前が長くなっていく標題館。
アメリカではよくあるハナシだが、日本でこれは
書く側にはちょっと不便。

一般の入場料は500円だが招待券を頂いた。
会期は~2月15日(日)まで。

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女性だけ五人、そして生まれも
60年代後半で共通している。

ただ何れもが抽象画家と言うのは、
キュレーターの配慮を疑ってしまう。

少なくとも自分のような人間にとってはね。


そんな中で、入って直ぐのスペースが割り振られている
『富岡直子』の作品群には共感を覚えた。

その一角には、鮮やかな明るい光が溢れている。

青空の下でオーロラを見ることができたら
こんな情景になるだろうか。

または、飛行機に乗って、高高度から雲に映る
夕焼けの美しさにも似ている。

実際には、こんな色合いではないけれど、
シルクでできたリボンが結ばれ、再び解けて行くような、
そんな一瞬を軟らかく切り取っている。


各人にはかなりのスペースが割り振られ、
各々が十数点の出展。

やや古いモノから新しいモノまで。

幾つかは作家本人以外の保有者から
レンタルし、さながら小さい個展が
五つ積み重ねられた趣き。

こういった展示形態も悪くない。