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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

浅葉克己のタイポグラフィ展「ASABA’S TYPOGRAPHY.」@ギンザ・グラフィック・ギャラリー 2015年1月21日(土)

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会期は~1月31日(土)まで。

かなり多くの人で賑わっている。

会場内を細かく仕切り、並んでいる作品の量が
大層なのも理由の一つだが、
最大の要因は、一階と地階の壁一面に貼り回された
日記にある。

2000年代を網羅するそれは、彼にとってのメルクマーク的出来事に
自分の作品を加味し、見開きの左には切り抜き、右側にはコメントが
専用のレポート用紙いっぱいに細かく書き込まれている。


勿論、これらを仔細に見て行く時間はないから、
年月とトピックを大まかに追うだけに留めるのだが、
それでも相応の時間を要し、
成る程、これはヒトビトが滞留するわけだと納得する。


こうやってブログを書いている人間が言うのもなんだが、
自分の書いた文書を満天下に晒すのは、かなり恥ずかしい行為。

ましてや、日記という形式においておや。
しかも自筆だし。

でも、それをやってしまうのは、表現者としての業なのだろう。


けだし、優れたヒト故の行いと、感心してしまった。