何の衒いもなく、
作者にとっての「銀座」が写真で紹介される。
1947年に生まれ横須賀で育った彼女にとっての「銀座」は
我々の世代や育環境の人間とはまた異なる感慨がある場所なのだろう。
並んでいるのは直近のモノながらも、
おそらく原風景は引きずっているのだろうし、
その頃に在った店が今も続いていることには
やはり感慨を覚える。
「オムライス」「香水」「草履」「釦」
「カクテル」「包丁」「鋏」「絵具」「天麩羅」と。
ああ、そうした一流の品が在る場所だなと、
改めて認識もする。
会期は~10月15日(日)まで。