封切り二日目。
席数224の【CHANTER-1】は満員の盛況。
客層はやや高齢に振れ、隣に座ったご夫婦が
「やはりテレビの影響は凄いね」と会話していたので
複数のメディアで取り上げられたのかしら?
「やはりテレビの影響は凄いね」と会話していたので
複数のメディアで取り上げられたのかしら?
同じ題材を扱った『フィリップ・カウフマン』による〔ライトスタッフ〕が表だとすれば
本作はその反対、華々しく光があたるヒーローに比して
こういった取り上げ方をされなければ人知れず消えて行ったであろう
裏方のヒロイン達に焦点を当てる。
本作はその反対、華々しく光があたるヒーローに比して
こういった取り上げ方をされなければ人知れず消えて行ったであろう
裏方のヒロイン達に焦点を当てる。
もっとも内容が内容なので、
先に挙げた作品と出来事の多くは被ってはいるのだが。
先に挙げた作品と出来事の多くは被ってはいるのだが。
制作者サイドもそれを意識しているのかもしれない、
近似の描写が印象的なエピソードで使用されている。
近似の描写が印象的なエピソードで使用されている。
勿論それは、自己の実力を以って示すほかはないのだけれど
周囲の協力やモメンタムも欠かせない訳で。
周囲の協力やモメンタムも欠かせない訳で。
「マーキュリー計画」と言う国家にとっての一大事業の成否が掛っている場面では
本来なら才能の有る者は性別や人種に関係無く積極的に登用し
ミッションに従事させるべきであるのに
過去からの因習に邪魔されそれができないでいる馬鹿馬鹿しさ。
或いは先入観が邪魔をし、蒙昧な判断を下してしまう。
本来なら才能の有る者は性別や人種に関係無く積極的に登用し
ミッションに従事させるべきであるのに
過去からの因習に邪魔されそれができないでいる馬鹿馬鹿しさ。
或いは先入観が邪魔をし、蒙昧な判断を下してしまう。
一方で、しがらみを越えて高みへ登ろうとする当事者達と
偏見にとらわれずに採用する先進的な考えの持ち主たち。
偏見にとらわれずに採用する先進的な考えの持ち主たち。
描写や流れは類型的ではあるけれど
やはり涙なしには観られない。
やはり涙なしには観られない。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
そして日本では、相変わらず差別の問題は根強いのだが。