席数345の【シアター6】は満員の盛況。
封切り三週目にならんとし、
しかもこれだけ大きいハコの埋まり具合はたいしたもの。
しかもこれだけ大きいハコの埋まり具合はたいしたもの。
客層も若目に振れてはいるものの、
ざっと見渡したところ幅広い。
ざっと見渡したところ幅広い。
自分にとっての〔君の名は〕は
『春樹』と『真知子』のすれ違い。だけど、
直近で検索をかけると「。」が付いた本作が先頭に表示される。
『春樹』と『真知子』のすれ違い。だけど、
直近で検索をかけると「。」が付いた本作が先頭に表示される。
それだけ凄い勢いってことなんだ。
或る日、目を覚ますと、互いの躰が入れ替わっていることに気付く。
もっともこの入れ替わりが、今回が初めてだったのか、
過去に何度かあったのかは判然としない。
過去に何度かあったのかは判然としない。
夢なのか現なのかすら曖昧。記憶にしたって次第に薄らいで行く。
あまりにテンポの良いストーリー展開に巻き込まれてしまい、
当然持つべき疑問を観る側は忘れてしまう。
当然持つべき疑問を観る側は忘れてしまう。
もっと簡単な方法があるんじゃない?
何故それが不可能であるかは追々語られるわけだけど、
そのことが本作を構成する大きな要素の一つとして機能している。
そのことが本作を構成する大きな要素の一つとして機能している。
そして後半部は思わず鳥肌が立ってしまう展開とサスペンス。
観客の勝手な思い込みを利用し尽くした脚本は
それをあっさりとひっくり返され、
かなりの驚愕度合い。
それをあっさりとひっくり返され、
かなりの驚愕度合い。
『新海誠』の面目躍如。
それ以外にも随所に、風俗的な危ない表現も施し、
その面でも楽しませてくれる。
その面でも楽しませてくれる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆★。
但し、タイムパラドクスには
全て目をつむる前提で。
全て目をつむる前提で。
勿論、観ている最中は
あまりの語り口のスピード感に、
全く気にはならないんだけど。
あまりの語り口のスピード感に、
全く気にはならないんだけど。
しかし観終わってみれば、
あれっ、これってやはり〔君の名は〕なんじゃね?
あれっ、これってやはり〔君の名は〕なんじゃね?
ただ「すれ違い」の要素が、三次元から四次元に拡張されているだけで。