RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

open展@アートコンプレックス・センター 2015年3月28日(土)

特に深く考えもせず ふらっと訪問し、
スタッフもそうだし、来場者もやたら妙齢の女性が多いと思っていたら
こ~ゆ~ことだったのね。

成る程、記憶にある作品をちらほらと見かけるし、
副題もちゃあんと「女子美術大学ヴィジュアルデザイン専攻有志卒外展」と記されている。

会期は明日が最終日で
2Fの全てのギャラリーと地下スペースも使用し開催されているので
展示数は相当のもの。

加えて、映像作品も並んでいるのは
標題館には珍しいコト。

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『吉髙百音』の〔百音箱〕は、確かに他の場所で観た記憶がある。


記憶 と言う伝手では
『櫻井奈津実』の〔おすしちゃん〕なんかは、
幾つかの先達を融合し、捻りを加えているので、
工夫の成果が見えたりもする。


思わず唸ってしまったのは
『鈴木千仁』の〔ツノ〕で、
ああ、実は通底する衣裳が
色々な処に潜んでいるんだなと
再認識されられる。

インパラの角と
大きな螺子を二本交差させた姿は相似だし、
盆栽の幹と鹿の角にもそれは言えること。

有機物や無機物が融通無碍に並べられ、
目にしていても気付かなかった本質が
眼前に提示される。

これをもっと広いレパートリーや
文脈でやれれば凄い作品になるかも、と
かなりの時間、佇んでしまった。