タイトルは”半有―静かに変化するもの―”も
「研究報告展」ともされており、
入り口には、その辞も書かれている。
大作が五点に小品が三点並び、
大きな作品は部屋の四方の壁を覆い尽くさんばかり。
〔震れる〕
〔きえのこる庭〕
等の作品から受けるファーストインプレッションは
随分と寒々しい。
枝葉が少なくなり、
幹も中途で折れてしまった木々。
しかしよくよく見れば、
新しい芽吹きが垣間見え、
先の繁るさまが予期される。
作者は金沢の出身と聞く。
また同地の大学で教鞭を取っておられる由。
不思議な符合も
いまいまには観るべき作品群に思われた。
会期は~1月28日(日)まで。