RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

ズーム/見えない参加者@チネチッタ川崎  2021年1月17日(日)

封切り三日目。

席数407の【CINE11】の入りは二割ほど。

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このコロナ禍の中で、エンタメ業界も多くの試みが成され、国内だと
例えば昨年五月に〔12人の優しい日本人を読む会〕が無料で生配信されたり。

やはり「Zoom」を使った仕掛けも、
本作は全編がPCの画面上で展開される〔search/サーチ(2018)〕などにより寄せた感。


ロックダウンされたイギリスで開催された「Zoom交霊会」、
うち一人のふざけた言動を機に、怪異が起こり出す。

それは所謂「ポルターガイスト」と言われるもの。
最初こそは「ラップ音」だったり、モノが動く等の現象だったが、
次第にエスカレーションして行き・・・・、との筋立て。


日本で交霊と言えば「コックリさん」や「口寄せ」だけど
海外だと「降霊」になるのね。

ここいら辺〔雨の午後の降霊祭 (1964)〕を右代表とする例かも。
舞台も同様にイギリスだし。


描写される怪奇現象に既視感はありまくりも、
本作の一番の手柄は、ホラーや連続殺人ものにありがちな疑問~
集団でいればより安全度が高まるハズなのに、
何故か犠牲者がバラバラに行動してしまう~を
最初からクリアしていることにある。

それでいて皆々が共通の存在に襲われるとの設定は、
イマイマの閉塞状況を逆手に取ったまさにアイディア。

加えて(緊急時なのに)移動前にはマスクを着用や、
セレブレーションをエルボーでする等のイマイマな表現もきっちりと盛り込み。


上映時間自体は108分の短尺。だからか
「@チネチッタ」では千円均一の料金設定。

先ずイントロダクションがあり、
「Zoom」の無料版の制限時間40分で全てが終わる仕掛けも面白い。
エンドロールもアプリの画面をそのまま使用したもので洒落が効いている。

そして
最後には本編撮影前にスタッフ達で降霊会を体験したところ、
不思議な現象が起きたそのままを使用しているとのボーナストラック部分。

緩急を上手くつけながら、
ラストシーンに向け恐怖感を盛り上げる流れも
なかなか堂に入っている。


評価は、☆五点満点で☆☆☆★。


ちなみに現時点での評価は「IMDb」で6.6、
「Metascore」では73。

一般のウケはそこそこ、
玄人筋はまずまずといったところ。

 

新宿はなざかり@新宿歴史博物館 2021年1月10日(日)

入館時には検温と手指の消毒。
更には入館証への記載も求められる。

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【御苑】に咲く花の写真も多く並んでいるけれど、
目当ては『広重』や『芳年』の絵、
或いは昔の写真。


明治頃の作ではあるものの
{蒔絵}の弁当箱も展示されていたり。

勿論これは「花見」用だよね(笑)。


会期は1月9日(土)~3月14日(日)。


昔のくらしと道具展@東海道かわさき宿交流館 2021年1月9日(土)

久々の標題館はご多聞に漏れず
入場時に検温と手指の消毒。

加えて入館目的を聞かれたのには驚いた。

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タイトルには「昔のくらし」とざっくりと書かれているけれど
かなり広範な時期の道具が置かれている。

中でも自分にとってリアルだったのは
脱水用のローラーが付いた洗濯機や羽釜、
卓袱台あたりかな。

田舎の家に行けば、もっと良い状態の卓袱台が残ってるよ!と
思ってみたり。

あ~、洗濯板や羽釜も置いてあった記憶。


会期は12月8日(火)~2月28日(日)。

『TRANSFORMATION』by KENSAKU KAKIMOTO@ヒルサイドフォーラム 2021年1月11日(月)

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会期は1月9日(土)~24日(日)。

事前予約は不要も、入場時には検温と手指消毒、
入館証への記入が求められる。

で、この入館証、電話番号とメルアドの併記が必要で
初めてだなぁ、ここまで必要と言われるのは。


標題展は『柿本ケンサク』の新作写真展。

案内には
「任意のテキストや柿本の過去の作品を情報としてAIに学習させ、
コロナ以前に撮影した写真を再現像させた新シリーズを発表」
と書かれている。

それが《Time Tunnel》と題された作品群。

また同時に《TRANSLATOR》《Trimming》などのシリーズもあり、
何れも何かしらの加工が施されているように読み取れる。

ちょっと見には変哲もなく思えるも、
立ち止まって見つめなおすと、違和感とは言わぬまでも
日常とは遊離した思いにとらわれる。


「緊急事態宣言」の発出もあろうか、
館内の他の入場者の姿はほぼほぼ見当たらず。


ART BAZAR 2021@Bunkamura Gallery 2021年1月11日(月)

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恒例のバザー。
会期は1月9日(土)~31日(日) 。


「緊急事態宣言」が発出されたからか
館内の入りは過少。

加えて並んでいる作品も、随分と少ない気がする。
とりわけ有名どころでない作家さんの作品が。

ささっと見て回り、
早々に開場を後にする。

有名人慈善絵馬展@川崎モアーズ 2021年1月9日(土)

ここ数年は本催事に行くことが
ほぼほぼ吉例となっている。

【7・8Fエスカレーター脇】のスペースに
絵馬がずらりと並ぶ。

今年は「牛」と「コロナ」を題にしたものが多いだろうと踏んだら
案の定。


漫画家や画家が上手いのは当然としても
中には芸能人でも絵心のある人がちらほら。
特に梨園の方たちにその傾向は強いかも。

会期は1月9日(土)~31日(日)

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チャリティーなので
入札金額は社会福祉事業に寄託される由。


2021新春展@The Artcomplex Center of Tokyo 2021年1月10日(日)

標題館に足を運ぶのも久しぶりかも。

受付前で、先ずは入館票への記入、
その後、検温~手指の消毒。

例年であればもっと展示スペースを広く取っての開催と思われるも、
管理の関係だろう二階の【ACT1~5】のみの展示。

一方で作品はオンラインショップにも掲載され
そちらでの購入も可能。

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で、驚いたのは、
おやっと思わず立ち止まらせる作品が随分とあったこと。

『大槻香奈』『奥村彰一』『佐藤草太』『秦絵里子』あたりは当然としても、
『有村佳奈』『島﨑良平』『高草滋汰』などは記憶に無い名前。

ちょっと来ない間にこれは驚きで、
新しい才能の発掘か、それとも進化を遂げたのか?


会期は1月8日(金)~17日(日) 。