RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

SHORT SHORTS FILM FESTIVAL & ASIA 2019@表参道ヒルズ スペース オー 2019年6月8日(土)

本日の昼は”KAWAGOE”

川越市とのタイアップで地域の魅力を伝えるショートフィルムがお題。

応募作品の中からファイナルに残った三作の上映と表彰式、その後には
審査員である『松本蘭』のライブパフォーマンス。

ヴァイオリンで奏でられたのは
トゥーランドット〕から〔誰も寝てはならぬ〕。

短い時間ではあるものの、これを聞けただけでも来た価値は十分にありで。


さて肝心の三作は
〔作家の落としもの〕
〔おわりはじまり〕
〔とおりゃんせ〕
で、グランプリの〔おわりはじまり〕は妥当なところ。


川越市の見どころを紹介の共通テーマはさておき
先ずは映画としてのアイディアとストリーテリングが重要。

〔作家の落としもの〕はその点凡庸、ストーリーからして有りがち。


〔とおりゃんせ〕は都心部に近い場所でも
故郷はやはり心を癒す場所として機能することを
今っぽい設定で表現しなかなか。

ただ場面の繋ぎを暗転に頼り過ぎなのがマイナスポイント。
もっと工夫が欲しいところ。


〔おわりはじまり〕は仕掛けられた謎解きに合わせ
(狭い範囲でありながら)紹介したい場所を効率良く見せて行く手腕が秀逸だし
何よりもきちんとどんでん返しまでもが用意されている素晴らしさ。

これぞショートフィルムの醍醐味と評しても過言でなし、
提示要件もきちんと満たされていたしな。