RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

翔んで埼玉@チネチッタ川崎 2019年2月23日(土)

封切り二日目。

席数284の【CINE5】は満員の盛況。


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予告編を観ただけで、もうこれはお馬鹿な一本で
面白いに違いないと確信。

後は肩のチカラを抜い劇場に赴き
評論家の世迷い言などうっちゃって
頭を空っぽにして楽しめば良いと思っていた。

実際、爆笑シーンはないものの、
次から次へと繰り出される地域差別をベースにしたギャグは
かなり笑える。

加えて、端正な顔立ちの役者さん達が
大真面目でお馬鹿を演じるのは
ハリウッド映画では有りがちも、
日本でも遜色なく出来ることに感心もし、嬉しくも思う。

しかし中途から、あれ、此処でホントにディスリスペクトされてるのって
実は東京なんじゃね?とも思い始める。

まぁあくまでも私見なので、賛否は分かれるところだろうけど。


ストーリーはそれなりに整えられ、破綻も無く進行する。

本筋とはあまり関係ない
ほぼほぼ一発芸に等しい唐突な笑いの差し込みも
テンションを維持するのに上手く機能している。

有名映画からのパクリも随所に盛り込み、
オマケにそのシーンのBGMは元ネタの音楽をアレンジしたもの。

パイレーツ・オブ・カリビアン〕や〔スター・ウォーズ〕あたりだけれど
権利処理は大丈夫なのかと、他人事ながら心配になるものの
これも立派なお遊びだよね。


評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。


が、観終わってみれば本作は
呆れるほどの埼玉愛に溢れている。

東京・神奈川を除く関東圏、わけても埼玉を
馬鹿にする映画だなんてとても言えない。