RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

銀魂2 掟は破るためにこそある@TOHOシネマズ上野 2018年8月18日(土)

封切り二日目。

席数250の【SCREEN2】の入りは満員。


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前作は頗る上々の出来だった。

キャラが立った登場人物。しかも有名どころが
恥ずかしい演技を然も当然の様にこなす。

加えて版権ぎりぎりのパロディの多さ。
スピルバーグ』はこれのため
一つ一つ丁寧に拾って行ったと聞いているけれど、
恐らく本シリーズは、お構いなしに疾走している感が満載。


それらの点を踏襲しながらも
二作目はやはり柳の下の泥鰌とは行かず
全体的にもやっとした出来。

女優いじりもほぼほぼ無く、
パロディも滑っているものが多々。

前者であれば『長澤まさみ』の出番は少ないし、
新規の女優が出てこないって~のは
いったいど~ゆう了見か。

後者であれば冒頭のシーン。
力石徹』の科白の引用で
笑いがくすりとも起きやしない。
客層を完璧に見誤ってるんじゃ?と余計な心配に気を回す。


加えて脚本上の設定のいい加減さがかなり散見。

どうしたって、そんなことにはならんだろうとの流れが
多頻度で出て来てしまい、興を削がれる削がれる。

特に物語がヤマ場を迎える後半で多いのだから
これはもう救い難い。


評価は、☆五点満点で☆☆☆★。


直近の流行りを茶化す「WB」を複数回出す仕掛けや、
最初のセルフパロディの部分はなかなかの秀逸さで
期待を持たされただけに
本編での中弛みはかなりがっかり。

まぁ、タイトル通りモチーフが
新選組」の「局中法度」や
男同士の友情にあるので女優さんの出番が少ないのは仕方ないかも
だけれど、それにしてもねぇ。