幻想の新宿＠新宿歴史博物館 2018年7月15日（日）

”月岡芳年 錦絵で読み解く 四谷怪談”とのサブタイトルが付き
会期は～8月26日（日）まで。

入り口脇のパネルの文章で改めて気づかされる。

「東海道四谷怪談」はもともと新宿区近辺のお話しだったのだな。

そしてまた諸説はあるけれど「番町皿屋敷」もそれっぽい。

そういった怪異に塗れた街から縦横に題材を取り上げ、
『月岡芳年』が描いた浮世絵を中心に並べられれば、
館内には薄気味の悪い空気がひやひやと漂う。

それに輪を掛けて、展示されている作品の物量が凄い。

中には印刷品もあるけれど、全体的に照明を落とし
多くの作品はホンモノのよう。

そしてまた添えられているキャプションが
微に入り細に入り。

丁寧な解説を読むだけでも
十分に時間の余裕は必要。

これだけの数を見せてくれて尚且つ無料だなんて、
素晴らし過ぎる。