本日初日。
席数284【CINE5】の入りは二割ほど。

しかしそのやり方は荒っぽく、どちらかと言えば非合法。
彼がなぜそんなことをしているのかは、
独自の正義感に加え
自身の過去の幾つかの体験が関係していることが
おいおい語られる。
独自の正義感に加え
自身の過去の幾つかの体験が関係していることが
おいおい語られる。
剣呑な雰囲気を孕んだオープニングは
一見脈絡のなさそうな幾つかのシーンがジグゾーパズルのピースの様にばらっと展開され
何が起きているのか、鑑賞者の側にはとんと検討が付かない。
一見脈絡のなさそうな幾つかのシーンがジグゾーパズルのピースの様にばらっと展開され
何が起きているのか、鑑賞者の側にはとんと検討が付かない。
しかしそれが次第に一点に収斂する過程は
手練れの技と唸る見事さ。
手練れの技と唸る見事さ。
ただ僅か九十分の短い尺に幾つかの要素を簡潔に盛り込んでおり
エピソード間の繋ぎもそれほど丁寧ではないので
観客は行間をかなり補って考える必要がある。
エピソード間の繋ぎもそれほど丁寧ではないので
観客は行間をかなり補って考える必要がある。
物語自体の緊張感と共に、
一瞬たりとも見逃すまいとする引き締まった感じがたまらない。
一瞬たりとも見逃すまいとする引き締まった感じがたまらない。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
『ジョー』は、ある意味、死に囚われている。
それは過去の複数のやりきれない体験がそうさせており、
白昼でも忌まわしい記憶が甦る。
白昼でも忌まわしい記憶が甦る。
しかしそれは、どこまでが幻視で
どこまでが現実なのかも我々には判然としない。
どこまでが現実なのかも我々には判然としない。
そう思って観れば、劇中で引き合いに出される〔サイコ〕も
家族間の確執が原点にあったことを思い出す。
家族間の確執が原点にあったことを思い出す。
もっとも、救済のカギになるかもしれない事象は
僅かに示されてはいるのだが。
僅かに示されてはいるのだが。