RollingStoneGathersNoMoss文化部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

アネックス展2018 前期@ポーラ ミュージアム アネックス  2018年3月16日(金)

前期の会期は~18日(日)まで。

「無明と可視」との副題が冠されている。

展示作家は四名。


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その中で最も驚いたのは『牧田愛』。

彼女の作品はと言えば、一点の曇りや塵もないほどに
ピカピカに磨き上げられた金器が彩光を放っているハズなのに
目の前にあるそれは、裸眼で見る3D映画のようにぼうとして境界すら曖昧。

ややの距離を保てばそうでもないのだが、
なんかピントがずれて撮れているようにも見える。

なまじ素材は同様なものだから
過去作を見慣れている眼からするとかなりの違和感。

これが新たに目指す方向なのだろうか?

物質と空気の境目が、次第に模糊としていく過程の
一瞬を捉えるとの姿勢だろうか。


それ以外には『松橋萌』の木材を切り出し加工、
重ね合わせた表現がなんともユニーク。


後期は3月23日(金)~の開催。

そちらの内容にも興味津々。