封切り六日目。
席数244の【CINE7】の入りは八割ほど。
巷間「呪われた『ローガン』家」と言われている。
祖父母や両親もそれなりに曰く付きな上に、
兄『ジミー(チャニング・テイタム)』はNFLを目前にして
膝の怪我でそれをふいに、
弟の『クライド(アダム・ドライバー)』はイラク戦争からの帰還直前に
左腕を失う。
兄『ジミー(チャニング・テイタム)』はNFLを目前にして
膝の怪我でそれをふいに、
弟の『クライド(アダム・ドライバー)』はイラク戦争からの帰還直前に
左腕を失う。
妹の『メリー(ライリー・キーオ)』には、今のところ目立った瑕疵は無いものの
何時かは不幸が襲うだろうと、世間はかまびすしい。
何時かは不幸が襲うだろうと、世間はかまびすしい。
彼がこの計画に思い至った経緯は判然としないけど、
そんな些事はすっ飛ばして、それ以降はサスペンスに次ぐサスペンス、
口をあんぐりと開けている間に『ソダーバーグ』の構成する世界の中に連れ去られてしまう。
そんな些事はすっ飛ばして、それ以降はサスペンスに次ぐサスペンス、
口をあんぐりと開けている間に『ソダーバーグ』の構成する世界の中に連れ去られてしまう。
俗に言う「コンゲーム」とは、趣きを異にしている。
何故なら二転三転することはなく、最後まで欺く騙すの一方通行。
観客の側も気持ち良く騙されて、
爽快ささえ感じるほど。
爽快ささえ感じるほど。
タイトルは、先に挙げた呪われた一家が
ラッキーな一家に変容するのかの寓意もあり、
しかし末の妹はまだ不幸に見舞われてないよねぇ、と
エンディングが近づく頃にはハラハラ。
ラッキーな一家に変容するのかの寓意もあり、
しかし末の妹はまだ不幸に見舞われてないよねぇ、と
エンディングが近づく頃にはハラハラ。
エンドクレジットの最後には
気の利いた一文が付されるけれど
いやいや、けしてそんなコトはなくて、
払ったお金と費やした時間に相応しい楽しさを十分に堪能しました。
気の利いた一文が付されるけれど
いやいや、けしてそんなコトはなくて、
払ったお金と費やした時間に相応しい楽しさを十分に堪能しました。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
大きな流れとしての理解には問題ないものの
場面や会話の節々では首を傾げる箇所が多々。
場面や会話の節々では首を傾げる箇所が多々。
おそらく彼の国の観客の半分も楽しめていないのかもしれない。