本日初日。
席数284の【CINE5】の入りは七割ほど。
他人のコトはとやかく言えないが
原作未読で、
漫才師の書いた物語だから笑えるに違いなし
なんて予見で観に来ると、大いに期待を裏切られた気分になる。
原作未読で、
漫才師の書いた物語だから笑えるに違いなし
なんて予見で観に来ると、大いに期待を裏切られた気分になる。
漫才の場面は過少でそれも断片的。
爆笑できるようなシーンはほぼほぼ皆無で
時としてくすりとした笑いが起きる程度。
爆笑できるようなシーンはほぼほぼ皆無で
時としてくすりとした笑いが起きる程度。
唯一の通しで話される演目は
笑いどころか涙の方を誘ってしまう。
笑いどころか涙の方を誘ってしまう。
息が長く続くのはほんの一握り。
それでも成功を夢見て
若者は続々とやって来る。
若者は続々とやって来る。
しかし二年三年と経つうちに、回りからも
一人抜け二人抜け。
一人抜け二人抜け。
自身の才能に疑問を持ち、或いは
世間が判ってくれないと僻んだりもする。
世間が判ってくれないと僻んだりもする。
しかし十年も近くなる頃から
自分の身の振り方も考える。
自分の身の振り方も考える。
もう若くないのだ、と。
本作では、一人の若者がそうしてあがくさまを、
しかし漫才が好きで好きで堪らない彼のデケイドを
懐かしい日々の記憶として描く。
しかし漫才が好きで好きで堪らない彼のデケイドを
懐かしい日々の記憶として描く。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
そうしてまた新たな若者達が
夢を目指して一歩を踏み出す。
夢を目指して一歩を踏み出す。
しかし彼等の先に有るかもしれない成功の可否は
先達の多くの脱落者の礎の上に成り立っているのだ。
先達の多くの脱落者の礎の上に成り立っているのだ。