本日初日。
席数407の【CINE11】の入りは七割ほど。
丁度この回は、全国一斉配信の
舞台挨拶のビューイングが上映時間に組み込まれており、
やたら長い尺だなと勘違いしていたけど、
実際は130分程度なのね。
舞台挨拶のビューイングが上映時間に組み込まれており、
やたら長い尺だなと勘違いしていたけど、
実際は130分程度なのね。
珍しく原作を既読。しかもほんの四ヶ月ほど前の読了。
本作の制作発表の報も知らず、何の気なしに手に取った。
本作の制作発表の報も知らず、何の気なしに手に取った。
一見別々のモノに見える五つの章が、
最終的には二人の人物、二つの場所に収斂する構成は
さすが、と目を見張った。
最終的には二人の人物、二つの場所に収斂する構成は
さすが、と目を見張った。
普段であれば原作は原作、映画は映画と割り切ってしまうとこだけど
本作に限っては、映像化することで
活字が持つ魅力を損ねてしまった典型的な悪例。
本作に限っては、映像化することで
活字が持つ魅力を損ねてしまった典型的な悪例。
それを本編では、さも当然のコトの様に受け入れ
さらっと流してしまう。
いやいや、そうじゃないでしょ、と
突っ込みどころが満載。
さらっと流してしまう。
いやいや、そうじゃないでしょ、と
突っ込みどころが満載。
余分なシーンを削ってでも、もっとそこにチカラを注げよ、と
思わず毒づく。
思わず毒づく。
それ以外にも、証拠を残さない為にしていた手袋を
廃屋の中ではあっさりと外してしまい、それでいて
捕まる心配を過剰にしている。どうにも理解に苦しむし
整合性が取れていない。
廃屋の中ではあっさりと外してしまい、それでいて
捕まる心配を過剰にしている。どうにも理解に苦しむし
整合性が取れていない。
三人組の描き方も、本来ならもっと堕ちた境遇のハズなのに
妙にイイ人になっている。
キャステイングによる制約条項なのかと、かなり残念。
妙にイイ人になっている。
キャステイングによる制約条項なのかと、かなり残念。
各々のエピソードや全体の流れは
原作をほぼほぼ忠実になぞっているので
言うことはなし。
原作をほぼほぼ忠実になぞっているので
言うことはなし。
ただ、頭の中で空想していた広がりが
映像化することで逆にちんまりと狭い世界に収束してしまったのは意外で
これがとっても悲しい。
映像化することで逆にちんまりと狭い世界に収束してしまったのは意外で
これがとっても悲しい。
評価は、☆五点満点で☆☆☆★。
もっとも科白廻しについては、直情的な内容が多いので
それに助けられている側面もあるようだけど。
それに助けられている側面もあるようだけど。
ただ何本撮っても全くの進化が見られない人とは違って、
今後に期待が持てそう。
今後に期待が持てそう。