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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、文化部の活動報告。飲食活動履歴の「健啖部」にも是非お立ち寄り下さい

和田誠と日本のイラストレーション@たばこと塩の博物館 2017年9月18日(月)

一般の入場料は100円だが、新聞掲載の割引券を提示し
50円での入場。

さすがの人気物件だけあり、場内はかなりの入り。
加えて三連休の最終日と言うこともあろうか
お子連れの家族の割合が高し。

ただでさえ引っ越し前よりも狭くなった会場を
更に二つの展示パネルで仕切っているので
余計にそう感じさせるのかもしれないが。


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内容はと言えば、タイトルにあるように
和田誠』本人に留まらず、戦後のイラストレーションの歴史が
彼に影響を与えた人・与えられた人を総覧しての展示になっており
ここ五十年の有り様を知るには良い企画も
『和田』本人のワークスを堪能したい向きには、
やや不満が残る次第となっている。

要は本人の作品は、それほど多くの数ではない、って
ことなんだけど。


もっとも、周囲との関係性の部分はかなり興味深くて、
特に『宇野亜喜良』との浅からぬ因縁の部分なんかは
へ~、縁って不思議なものだなぁ、と
感心することしきり。

点数は少ない一方で、作品に添えられたキャプションは
本人の声をそのまま文章化したものだから、
その時の想いが、ストレートに伝わって来るし。


飛び飛びではあるものの、彼が歩んできた半世紀を、
勿論、イラストレーションといった表現手法を通して
映画監督等の広範な領域まで踏み込んで紹介する仕組みにはなっているので
楽しめるのには違いない。