INTERFACE-写真家・東松照明を見る-＠FUJIFILM SQUARE 2017年7月2日（日）

【写真歴史博物館】での展示は～9月30日（土）まで。
～8月14日（月）までは第一部、
8月15日（火）～からは第二部。

〔戦後写真の巨人が永遠に求め続けたもの〕との副題は共通に付き
第一部は〔プラスチックス〕シリーズの、
第二部は〔インターフェイス〕シリーズのタイトルが夫々付く。

しかし、海辺の町で育った自分にとっては
眼前に展開される情景は、あまりにも身近であったもの。

寄せては返す波が打ち上げた文物が
一連の塊りとなってそこに在る。

本展でのそれは、素材がプラスチックのモノを
主題にし、摩擦によって表面が摺れ切れることで
本来何であったのかも判らない、匿名化された物体と化している。

当時は何も感じなかったけれど、改めてこの様に見ることで、
社会のあり方に、また違った思いを持つようになる。

なまじ色んな知識が付いてしまったばかりに。