封切り八日目。
席数138の【CINE3】の入りは八割ほど。
席数138の【CINE3】の入りは八割ほど。
何れもアリとは思うし、本編では更に「老い」から来る可笑しさを加味し
全編を通じて笑いたっぷりの、まずまずの佳作に仕上がっている。
全編を通じて笑いたっぷりの、まずまずの佳作に仕上がっている。
長年に渡って勤めた会社が統合・整理されることで
自分達が受け取れるハズの年金が宙に消えてしまう。
自分達が受け取れるハズの年金が宙に消えてしまう。
糊口を凌ぐ程度の金額であっても
『ジョー(マイケル・ケイン)』『ウィリー(モーガン・フリーマン)』
『アルバート(アラン・アーキン)』にとっては重要な収入源、
その道が絶たれたことで、三人は途方に暮れる。
『ジョー(マイケル・ケイン)』『ウィリー(モーガン・フリーマン)』
『アルバート(アラン・アーキン)』にとっては重要な収入源、
その道が絶たれたことで、三人は途方に暮れる。
そんな折、『ジョー』が交渉の為に訪れた銀行で
銀行強盗に遭遇したことから、ある策を思い付く。
銀行強盗に遭遇したことから、ある策を思い付く。
自分達の年金が無くなった一旦を担っている銀行から
その分を頂いてしまえば良いのではないかと。
その分を頂いてしまえば良いのではないかと。
なので彼等の計画する銀行強盗の成否が
先ずは一つのサスペンス。
先ずは一つのサスペンス。
他の場所での予行演習やら、その為の準備やらを経て
肝心の強盗のシークエンスに行き着くのだが
その何れにも緊張感の欠片もない。
肝心の強盗のシークエンスに行き着くのだが
その何れにも緊張感の欠片もない。
頭はほぼほぼ正常に機能しているものの
いかせんカラダの方が付いて行かず、
殆どドタバタのギャグに近い描写は一番の笑い処。
いかせんカラダの方が付いて行かず、
殆どドタバタのギャグに近い描写は一番の笑い処。
交わされる会話も洒脱で、しかし
その多くが老いを感じさせるペーソスに溢れていることは
やや悲しくもあるけれど。
その多くが老いを感じさせるペーソスに溢れていることは
やや悲しくもあるけれど。
幾つかの伏線もきちっと張られ
観る側の勝手な思い込みを、良い意味ではぐらかすシーンも複数用意されている。
観る側の勝手な思い込みを、良い意味ではぐらかすシーンも複数用意されている。
唯一残念なのは、
(先に挙げた様に)もっと徹底して老いを茶化すエピソードに欠けていたことで
ちょっと小さく纏まっちゃったなか、と。
(先に挙げた様に)もっと徹底して老いを茶化すエピソードに欠けていたことで
ちょっと小さく纏まっちゃったなか、と。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
それほど老いを認識させる作品ではあるけれど、
それにしても、この邦題は頂けない。
それにしても、この邦題は頂けない。
タイトルだってヒットさせるための重要な要素なんだから
配給社の側はもっと気を使って貰いたい。
配給社の側はもっと気を使って貰いたい。