本日初日。
席数244の【CINE6】は九割方埋まっている。
席数244の【CINE6】は九割方埋まっている。
「織田」軍は二度に渡って「伊賀」に侵攻し、
初回こそ敗退したものの二回目は数万の大軍でこれを攻略、
その後徹底的な殲滅戦を行っている。
初回こそ敗退したものの二回目は数万の大軍でこれを攻略、
その後徹底的な殲滅戦を行っている。
じゃあそれで「伊賀」が滅びたかと言えば然にあらず、
直ぐ後の「神君伊賀越え」でも明らかなように
しぶとく生き残り、後の権力者に寄り添っている。
直ぐ後の「神君伊賀越え」でも明らかなように
しぶとく生き残り、後の権力者に寄り添っている。
これらは史実。
で、本作では、そういった「伊賀」の人々のモチベーションが
全ては銭にあったとデフォルメ。
金の為であれば寄生木さえ簡単に変えるし
同族であっても人を殺めることを厭わない集団として
お話を展開している。
全ては銭にあったとデフォルメ。
金の為であれば寄生木さえ簡単に変えるし
同族であっても人を殺めることを厭わない集団として
お話を展開している。
歴史上も「伊賀」が攻められる際には内通者が有ったらしく、
ただそれは「利」によるものか「義」によるものかは判らない。
ただそれは「利」によるものか「義」によるものかは判らない。
が本編では、それは「理」や「情」に有ったとして、
相反する概念の相克を
しかし外連味たっぷりのエンターティンメント化して秀逸。
相反する概念の相克を
しかし外連味たっぷりのエンターティンメント化して秀逸。
『大野』クン演じる『無門』は、
彼の行く手には入れぬ門は無しとの手練れさから付いた二つ名。
彼の行く手には入れぬ門は無しとの手練れさから付いた二つ名。
そして彼の連れ合い(?)である『お国(石原さとみ)』にしても
元は良家の子女であったものが、
今では愛情を計る基準さえお金と言う変貌ぶり。
それでも実はツンデレであることもしっかり描かれ
変らずの可愛さ倍増で鑑賞者の目も楽しませてくれる。
元は良家の子女であったものが、
今では愛情を計る基準さえお金と言う変貌ぶり。
それでも実はツンデレであることもしっかり描かれ
変らずの可愛さ倍増で鑑賞者の目も楽しませてくれる。
評価は、☆五点満点で☆☆☆☆。
最後の方で、妙に説教臭くなるシーンが幾つかあり、
それらには正直、辟易。
それらには正直、辟易。
単純なエンタメと取るか、その中から寓意を読み取るかは
観客の側の選択に任せ、制作者はこれ見よがしに「イイタイコト」を
前面に押し立てない方が良いのではないか。
観客の側の選択に任せ、制作者はこれ見よがしに「イイタイコト」を
前面に押し立てない方が良いのではないか。